医の倫理

先日とんでもないうわさを耳にしました。このうわさは、ウソであってほしいし、ウソでないと矯正歯科が美容になってしまいます。歯科医全員で阻止しないと美容としての証拠となります。

全世界で歯牙移動促進装置として売られているプロペルと言う装置があります。この基礎理論は、動物実験から人体実験まで英語、ドイツ語などの論文で証明され発表されています。

しかし、日本では日本語の論文がないため日本の学会が認めないと言っているそうです。頭をよぎるのが、薬害エイズ事件、この事件で非加熱製剤によりエイズに1800人が感染して600人以上が死にました。大量虐殺です。

この事件の問題は、日本の学会が英語の論文を無視した事にあります。英語の論文では、非加熱製剤にはHIVが混入しているとして加熱製剤を使うべきだと書かれているのにもかかわらず、日本の学会はこの論文を無視し、非加熱製剤を使い続け日本人の大量虐殺につながりました。

なぜ無視したのか?

表向きは日本語の論文が無いでしたが、裁判で明らかになった真実は、日本の製薬会社を守るためでした。この事件の構図と今回耳に入ったプロペルのうわさは重なってきます。

もし、英語の論文を日本の学会が認めないと言うなら大問題であり、日本の学識者に働きかけて阻止しなければなりません。

矯正治療は人間の生死に関係なくても、医療であるためには!歯科医の未来のために!しかし、ただのうわさなのでウソかもしれません。