スピード矯正講演会@神戸

去る4月27日、兵庫県保険医協会歯科定例研究会におきまして、加速(スピード)矯正についての講演を北村がさせて頂きました。

スピード矯正講演会

関西でしかも保険医協会というところでの講演で、GW中という時期もあり、少し不安もありましたが、大盛況でした。
前半の70分ほどの講演におきまして、加速(スピード)矯正の必要性、定義、歴史、エビデンス、スピード矯正研究会が今日まで行ってきたことについての解説をさせて頂き、質疑応答、休憩を挟み、後半の70分で症例中心の技術解説、質疑応答をさせて頂きました。
幅広い年齢層の先生方にご参加いただき、何より質疑応答がとめどなく盛り上がりました。前半の質疑応答の前に、「我々の会は、エビデンスに基づいて臨床、研究を行っています。なので、分からないことは分からないと正直に申し上げますが、ご質問に対して出し惜しみなど致しません。」とお話しをすると、司会役の山之内先生が止めないと終わらない勢いでご質問をいただきました。今回の講演が、関西の志の高い先生方の臨床の一助になり治療に反映されるなら、本当に嬉しく思います。

今回の講演で、私が改めて感じたのは、ご年長の先生方の臨床に対する情熱です。人間の「学びたい」という想いはいくつになっても不滅であると再確認し、感動しました。今回ご参加頂いた先生方にもお伝えしましたが、我々スピード矯正研究会は共に学びたいという先生方を受け入れる会ですので、ご興味がある先生は、HP等を通じましてぜひ気楽にご連絡ください。

最後にもう一点お伝えしたいことがあります。昨今、一部の矯正歯科におけるステマ、誇大広告等が問題になっております。それは「スピード矯正」においても散見されます。ほぼ加速矯正治療を行ったこともないのにインターネット業者にサイトを作らせ名医を装ったり、エビデンスの乏しい矯正治療で「スピード矯正」と広告をうたう歯科医師に疑念を覚えます。

これから矯正治療をお考えの患者様にお伝えしたい。日本で歯列矯正の加速(スピード)治療についてエビデンスのもとに臨床例を多数持ち合わせているのは、スピード矯正研究会所属の歯科医師のみです。そのことは今回の兵庫県保険医協会という非常に公益性の高い場での講演依頼が証明しています。今後も、理想の矯正治療を目指して、我々は歩みを止めません。どうかご期待ください。