【セミナーレポート】2026年2月8日 福岡・船越歯科歯周病研究所マスターコース

深澤真一先生 特別講師講演「スピード矯正の考え方と臨床の実際」

2026年2月8日、福岡の船越歯科歯周病研究所にて開催された「船越歯科歯周病研究所マスターコース」に参加し、深澤真一先生による特別講師講演を拝聴いたしました。

本マスターコースでは、午前中に船越栄次先生より「ウィルココルチコトミー」に関する講演が行われ、午後のプログラムとして、スピード矯正の分野において国内有数の症例数を有するとされる深澤真一先生が登壇されました。

深澤真一先生 特別講師講演

深澤真一先生のご経歴と、船越栄次先生への敬意

講演冒頭では、深澤真一先生ご自身のこれまでのご経歴や臨床の歩みについてご紹介がありました。

また、船越栄次先生より長年にわたり奨励を受けてきたことへの感謝のお言葉が述べられ、両先生の深い信頼関係が感じられる内容でした。

深澤真一先生 特別講師講演

深澤真一先生 特別講師講演

コルチコトミーは“世界的にも確立された治療”であるという位置づけ

そのうえで深澤真一先生は、午前中に船越栄次先生もご講演された「コルチコトミー」という治療法について、単なる新しい技術や一時的なトレンドではなく、論文的にも国際学会においても位置づけが確立されてきた治療であることを、冒頭で明確に述べられました。
この点をまず強調されたことにより、聴講者側としても「スピード矯正」という領域が、根拠ある治療体系として成り立っていることを改めて理解することができ、非常に印象的でした。

深澤真一先生の活動:スピード矯正研究会での取り組み

続いて、深澤真一先生が所属されている「スピード矯正研究会」における活動や、関連する書籍・研究についても触れられ、スピード矯正という領域が体系的な学術背景を持っていることを改めて学ぶ機会となりました。

講演内容:スピード矯正で最も重要な“順序”と“優先順位”

本講演で特に印象的だったのは、スピード矯正において

  • どの歯の移動を優先するべきか
  • 摩擦などの要因をどのようにコントロールするか
  • 難易度が高い歯の移動を、どのタイミングで先行させるか

といった、治療の「順序」と「戦略」に焦点が当てられていた点です。
深澤真一先生は、スピード矯正の治療期間が“1年の壁”を超えないためには、治療の序盤で難易度の高い移動を優先し、その後に比較的容易な治療ステップを進めることが重要であると、症例を交えながら明確にご説明されました。

午前講義から参加され、講演内容をその場で調整された姿勢

深澤真一先生は当日、午前中の船越栄次先生の講義から参加されており、その内容を踏まえたうえで、午後のご講演に向けてスライドをその場で修正・調整しながら臨まれていました。

この姿勢からも、深澤真一先生が常に最新の情報と臨床的な整合性を重視し、聴講者にとって最も価値のある形で伝えることを徹底されていることが伝わってきました。

会場の反応:多数の質問と大きな反響

講演後は非常に多くの質問が寄せられ、参加者の関心の高さが伺えました。
また、船越歯科歯周病研究所で勤務されている先生方からも、深澤真一先生に対して「患者を回したい」という言葉が直接伝えられる場面もあり、講演は大盛況のうちに終了しました。

まとめ:深澤真一先生の“世界的な権威づけ”を再認識

今回の講演を拝聴し、スピード矯正における深澤真一先生の臨床的・学術的な立ち位置、そしてその世界的な権威性を改めて強く実感いたしました。

私自身もこの貴重な機会に参加できたことを大変光栄に感じております。

今後の臨床においても、今回学んだ「優先順位」「治療の順序」「摩擦コントロール」などの考え方を活かし、より質の高い矯正治療の提供に繋げていきたいと思います。

スピード矯正研究会所属
曙橋ファミリー歯科
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山口豊
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